訪問看護で働く

2025.02.12

訪問看護はコミュニケーションが重要!理由やポイントを紹介

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こんにちは。利用者様・ご家族に喜ばれ信頼される訪問看護ステーションをつくる一般社団法人 SOYの大山あみです。

 

訪問看護師として働く中で、利用者様やご家族とのコミュニケーションについて悩まれる方は多いのではないでしょうか。

 

なぜ訪問看護においてコミュニケーションが重要とされているのか、実際の現場でどのような課題があるのか、そして効果的なコミュニケーションのポイントについてお伝えしていきます。

このコラムを読んで、訪問看護での効果的なコミュニケーションの取り方や、信頼関係を築くためのヒントをぜひ見つけてください。

この記事を書いた人

一般社団法人SOY 訪問看護ステーション管理者大山 あみ

外科病棟を中心に約20年に渡り急性期医療に携わり、検査、処置、入院・手術を含む急変への対応を経験。
病院ばかりではなく在宅医療の重要性を実感するに至り、訪問看護に携わることを決意。
以来、訪問看護ステーションにおいて利用者とご家族のケア並びに従事する看護師の育成とサポートを行なっています。

訪問看護の限られた時間内で利用者様の状態を的確に把握し、必要なケアを行うためには、しっかりとしたコミュニケーションが不可欠です。

会話のほかにも、利用者様の表情や態度から把握できる情報がたくさんあります。
私自身、利用者様の小さなサインにも注意を払い、限られた時間の中で、忙しさを感じさせないように心を開いていただける環境作りを意識しています。

このコラムが、利用者様との信頼関係を築くためのヒントになってくれたら良いなと思います。

訪問看護でコミュニケーションが重要な理由

訪問看護は、自宅など利用者様の生活の場に伺って提供する看護サービスです。

 

1回の訪問は30~90分程度と限られた時間の中で、適切で心地良いケアを提供するためには、コミュニケーションがとても重要となります。

短い時間の中で、利用者様の状態や体調の変化、思い、希望をくみ取り、ケアを提供しなくてはならないからです。

 

また、利用者様のプライベート空間に入って行うこと、在宅医療として長いお付き合いをすることからも、利用者様に不快な思いをさせず、信頼関係を構築することも欠かせません。

利用者様の療養生活を支えるご家族とも、同様にコミュニケーションをとる必要があります。

 

現場で訪問看護師に求められるコミュニケーション能力は、傾聴力、洞察力、寄り添う力、ものごとを客観的に評価・分析するアセスメント力。

そして相手の話を聞いている・理解していることを伝える応答力、立ち居振る舞いを含めた態度やマナーも、重要なコミュニケーションスキルの一つです。

 

訪問看護の仕事や気を付けるべきマナーについて、こちらのコラムで詳しくご紹介しています。

ぜひあわせてご覧ください。

訪問看護の仕事内容とは?役割ややりがいなども解説

訪問看護ではマナーが重要!守るべきマナーと注意点

 

 

訪問看護でよくあるコミュニケーションの悩み

訪問看護の現場で、訪問看護師が直面しがちなコミュニケーションの悩みをご紹介します。

 

会話が続かない

利用者様との会話が続かないという悩みは多いです。

 

利用者様が人見知りであったり、コミュニケーションに苦手意識をお持ちだったりすることもあります。

また、体調や気分の変化・状況によって、普段は話好きな方でも会話が続かないこともあるでしょう。

 

このような状況では、気まずい雰囲気になってしまうだけでなく、利用者様の思いや希望を十分に聞き出せず必要な情報が得られにくいため、適切なケアが提供できない可能性も。

また、医療者と利用者という立場や知識の相違により、会話がうまくかみ合わず、続かないというケースもあります。

 

時間の余裕がない

処置やケアに時間がかかり、十分なコミュニケーションの時間を確保できないというケースもあります。

特に、限られた時間で行うべきケアが多い場合は、「仕事に追われ、ゆっくりとコミュニケーションを取るヒマがない」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。

 

心を開いてもらえない

初めての訪問や人見知りの利用者様の場合、なかなか会話が広がらないことがあります。

このような状況では、利用者様の思いや希望を理解することが難しくなります。

 

 

訪問看護のコミュニケーションのポイント

看護

訪問看護で適切にコミュニケーションをとるためのポイントをご紹介します。

 

雑談から始める

ケアや体調に関する会話だけでは、利用者様からすればビジネスライクに感じてしまうかもしれません。

信頼関係を構築し、心の距離を縮めるためにも、まずは日常的な話題から会話を始めてみましょう。

 

例えば以下のような話題はいかがでしょうか。

  • 季節の話題
  • 趣味や好きな食べ物の話
  • 思い出話や昔の仕事の話

 

このような何気ない会話が、信頼関係構築の第一歩となります。

「私はスイカが大好きなんですが、季節の果物では何が好きですか?」など、自分の話をしてから質問をするなど、自己開示を取り入れることで心を開いてもらいやすくなります。

 

「傾聴」「共感」の姿勢を大切にする

利用者様の話を最後まで聴き、受け止め、共感することが大切です。

利用者様の言葉を遮らず、急かさず、ゆっくり待ってどんな些細なことでも耳を傾けましょう。

 

意識して話す時間を作る

限られた訪問時間の中でも、コミュニケーションにあてられる時間を意識して作りましょう。

忙しそうにせかせかと働いていると、利用者様が話しかけたくても話しかけられない雰囲気になってしまいます。

 

例えば、訪問時の最初の5分、処置をしながらの短い会話、帰り際の振り返りなど、少しの時間だけでも意識するだけで違います。

 

利用者様の状態や状況をくみ取る

コミュニケーションは、必ずしも言葉だけではありません。

体調や気分によって会話が難しい場合は、無理に話を促すのではなく、そっと寄り添う姿勢も大切です。

利用者の表情、しぐさ、態度、言葉のニュアンスなどから情報を読み取りましょう。

 

 

訪問看護のコミュニケーションは信頼関係を構築する上で重要

訪問看護においてコミュニケーションは、限られた時間の中で利用者様やご家族との信頼関係を築き、より良い療養生活をサポートするための重要なポイントです。

 

訪問看護の現場では、会話が続かない、時間の余裕がない、心を開いてもらえないといったコミュニケーションの課題が見られることもしばしば。

雑談や、「傾聴」「共感」の姿勢を大切にし、会話の時間を意識して作ることなどを心がけましょう。

 

場合によっては無理に会話をしようとせず、利用者様の表情や態度などから情報を読み取ることも大切です。

 

丁寧なコミュニケーションで、利用者様・ご家族との信頼関係構築を目指しましょう。

 

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